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自分の机で頑張って考えても、いいアイデアがひらめくとは限りません。会議室で真剣にミーティングしても、良い答えに導けるとも限りません。アイデア出しに煮詰まったら、他の仕事をちゃちゃっと終わらせて机の前から離れましょう。

アイデアが浮かびやすい場所として、Bar(バー)、Bathroom(バスルーム)、Bus(乗り物のバス)、Bed(ベッド)の4つが有名です。これらの場所は「創造性の4B」と言われています。お酒を楽しんでいるとき、お風呂に入っているとき、通勤中、ベッドの中など、リラックスしているときが多いですね。

個人的な感覚ですが、本屋もアイデアが出やすいと思っています。創造の4BにBookstore(本屋)も追加して、「5つのB」をアイデア出しの場所にとして活用してみてはいかがでしょう。



アイデアが生まれやすい5つのB

BAR

お酒を飲む「バー」です。日本の居酒屋なんかもここに入れてしまっていいと思います。イリノイ大学で行われた研究から、「適度のお酒は直感力や創造力に良い効果をもたらす」との結果が出たそうです。

この研究で言うところの「適度のお酒」は血中アルコール濃度が0.075パーセント。個人のお酒の強さにもよりますが、体重66kgの男性で缶ビール約2.5本、体重53kgの女性で缶ビール約2本になります。くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。

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Bathroom

お風呂です。アルキメデスが「アルキメデスの原理」を思いついたのはお風呂だったそうです。お風呂でゆっくりくつろいでボーッとしていると、頭がリラックスできて良いアイデアが浮かんでくるのかもしれませんね。

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Bus

乗り物のバスです。日本ではバス以外の交通機関で移動することも多いでしょうから、通勤と解釈してもいいと思います。私も通勤途中にアイデアが浮かぶことが多いです。
最寄り駅から家まで歩いているときにもアイデアが生まれることもあります。仕事から開放されてリラックスしているんだと思います。会社じゃリラックスできませんよね。

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Bed

ベッドです。お布団もありでしょう。眠りにつく前後や睡眠中はリラックスできるのだと思います。アインシュタインが相対性理論のヒントを得たのはベッドの中。ポール・マッカートニーが「Yesterday」のメロディーを作ったのは夢の中でした。

「一晩寝て考える」なんて言葉もあるくらい、いろいろ考えたアイデアを整理するのにベッドでリラックスすることは有効な手段なのでしょう。

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Bookstore

最後は本屋です。クリエイティブな刺激があり、アイデアがふつふつと湧き出します。六本木の青山ブックセンターやTSUTAYA、代官山の蔦屋書店、新宿のブックファースト、東京駅の丸善など、大きな書店がとくにオススメです。

Amazonなどのオンライン書店は非常に便利ですが、アイデアが煮詰まってしまったときに利用するのはリアルな本屋です。それは偶然を味方にすることができるから。関連した商品をオススメしてくれるオンライン書店に対し、リアルな本屋は全く関係がない本と唐突に出会うことができます。思っても見なかった本と出会うことで、アイデアが湧き出すことあります。

また、360度全てが刺激であることもアイデア出しには有利に働くと思います。
自分でもお気に入りの本屋を見つけてはいかがでしょう。

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まとめ

アイデア出しが煮詰まったら、机の前を離れてみましょう。Bar(バー)、Bathroom(バスルーム)、Bus(乗り物のバス)、Bed(ベッド)の「創造の4B」に、Bookstore(本屋)を加えた「5つのB」が、良いアイデアをくれるかもしれません。

ただし、より良いアイデアを生み出すためには事前の情報収集はしっかりと。何も調べたりせずに、ただ漠然とお風呂やベッドにいても良いアイデアは生まれません。

「5つのB」で素晴らしいアイデアと出会うには、普段からの情報収集が役に立ちます。専門分野のことも、それ以外の知識も、積極的に吸収しておきましょう。様々な分野の知識をたくさん詰め込んで、まるでシチューのように頭の中で煮込んでおけば、リラックスしたときに素晴らしいアイデアと出会えるはずです。

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